2003年04月27日
川俣晶の縁側歴史と文化歴史資料館巡り total 3444 count

都立蘆花恒春園

Written By: 川俣 晶連絡先

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 どうも疲れが溜まっていて休みたいと思ったので、仕事をしないで外出をする

ことに。

 先週雨のため途中で引き返して行けなかった芦花公園に行ってみることに。

 八幡山の駅を降りて、環八沿いをてくてく歩くと、いかにも公園らしい場所に

到着。そこが芦花公園でした。

 ですが、園内の地図を見ると、どうも違う感じが……。

 そのまま奥に歩いていくと、芝生があって花が咲いていて家族がくつろぐよう

な場所に出ました。なかなか良い場所ですね。

 更に、逆方向に歩いていくと、古い建物とお墓が。

 ここは、都立蘆花恒春園といって、明治・大正の文豪徳富蘆花の住んだ住居の

あとが東京市寄贈されたものだったのですね。由緒ある施設だったわけです。

 思わず、びっくり。

 最近、田端文士村記念館に行ってみたり、こういうテーマの施設はまったくオ

ッケーだったのですが、こんな近いところに、そういう施設があったとは。

 ただ、徳富蘆花という人物のことは良く知らないため、見所は残された古い住

居になってしまいますね。割と好き勝手に自由に入ることを許してくれています。

ちょっと保存に難点がある感じもするし、いろいろ手を加えてしまった箇所も見

受けられますが。それでも、往事の建物を味わうことができる貴重な遺産ですね。

とはいえ、お墓には手を合わせてきました。

 ちなみに、掲示板の中に、この施設を「遺跡」と表記しているものがあったよ

うな気がしますが、どうだったかな。

 交通経路ですが、行きは八幡山駅から歩き、帰りは芦花公園駅まで歩いて戻っ

てきました。どちらも歩く距離はさして変わらない気がします。けっこう遠いで

す。とはいえ、公園全体ではなく、蘆花恒春園の本体を訪問するなら芦花公園駅

から歩いた方が近いかもしれません。

 ちなみに、芦花公園の駅まで歩く途中で、世田谷文学館を見てしまいました。

一応、名前は知っていて気になっている施設だったのですが、こんな場所にあっ

たとは。蘆花恒春園が近いことを考えると、ここに存在する意義が何となく分か

ります。とはいえ、今日のところは入らないで、帰ってきました。そのうちに行

ってみることになるでしょう。